ロングライド成功の秘訣でご紹介したわたしのルート作成のコツと計画表を詳しくご紹介します。
出発地点と終了地点を決める
自転車旅のロングライドでは自宅から出発して、自宅に無事もどることが基本ですが、わたしは、細切れ日本一周を目指しているので、出発点までは、電車輪行するか、AIR輪行するかのどちらかで移動することになります。
ここでは、JALの「どこかにマイル」で旭川空港往復が当たったケースをご紹介します。どこかにマイルは通常12000マイル必要な往復区間を6000マイルで飛ぶことができるお得なサービスです。
まとまった休みが取れることがわかり、4泊5日で、どこかにマイルにトライしたところ、旭川空港往復が当たりました。その結果、旭川空港を出発し、旭川空港に戻るルートを作成することになりました。
おおまかなルートを考える
そこで、最初にどこを回るか、おおまかなルートを設定します。わたしは、その前に新千歳空港から稚内空港まで6日間で初めて北海道を縦に走ったので、今回は旭川空港からぐるっと横の楕円形を考えました。有名なジェットコースターの路、富良野、占冠(しむかっぷ)などを訪れたいと考えました。帯広や、根室も行ってみたいのですが、4泊5日では戻ってくるのは難しいです。で、二日目には占冠から札幌まではJR北海道で電車輪行をして、日本海オロロンラインを留萌まで走り、留萌から旭川に戻る周回ルートに決めました。
Googleマップを活用して詳細ルートと宿泊を決めていく
次は、自分の体力限界を考慮した詳細なルートを決めて、宿泊場所を決めていきます。ここで活用するのはGoogleマップです。
まずは、旭川空港からジェットコースターの路までを、自転車で検索します。距離は21.6㎞、獲得標高は263mとわかります。
北海道はGoogleマップで自転車走行がサポートされていますが、まだサポートされていない地域では、車でルートのオプションで高速道路、有料道路を不使用にしてルート検索し、同じルートを徒歩で検索すると距離20.1km獲得標高198mであると分かります。
Googleマップでの自転車のルート検索はかなり細い道をじぐざぐに走るなどロングライドに向いていないルートを提案してくるのであまり信用しないほうがいいです。
このようにして、自分の体力の限界の50%から70%ぐらいで、雨天でも安全に走り切ることのできるところまで1日分のルートの詳細を決めていきます。私は、旭川空港ー美瑛ー富良野ー占冠のルートで距離88.8km、獲得標高602mを一日目のルートにしました。
そこで、Googleマップが便利なのは、一日の終点で、付近の宿泊を検索できることです。ルート沿いのホテルというベッドのマークをクリックすると沿線上の宿初施設が表示されます。値段も出るので、近くの宿泊施設を選び、予約できるか確認します。わたしは湯ノ沢温泉 森の四季にしました。
続いて2日目のルートを考えます。湯ノ沢温泉 森の四季から占冠駅までは、距離8km、獲得標高5mです。占冠駅から札幌駅までおおぞら2号で1時間27分、4690円です。自転車をばらす時間を考えて占冠駅に到着するように宿を出発します。
札幌から小樽までは1時間750円で輪行ができることは調べていました。2泊目は小樽から留萌の真ん中の厚田漁港の民宿を考えていました。小樽から厚田漁港までは距離61㎞獲得標高379mです。厚田漁港から3泊目の留萌は距離85km獲得標高379mです。
実際は、3日目の体力を考え、小樽は断念しました。エスケープルートとなる札幌から厚田漁港までは距離45km獲得標高225mです。
3日目は日本海オロロンラインを91km走ります。坂とトンネルが多いとの宿のご主人のアドバイスで早めに出発。途中フランスyouのAugstinさんと知り合いました。
4日目は留萌から旭川に向かいます。これが距離77㎞獲得標高230mなので、楽勝と思っていたのですが、秩父別(ちっぷべつ)まで向かい風がすごく、心が折れそうでした。近くの駅から輪行しようかとエスケープルートを考えました。でも、ちょっと方向が北寄りになり、横風になったので、なんとか残りの40㎞ぐらいを走り通すことができました。風の予報も考慮する必要があると痛感した次第です。
最終日は旭山動物園に寄り、旭川空港まで距離30㎞獲得標高171mを走りました。旭川空港で自転車をばらしてAIR輪行で羽田まで戻りました。
ルートマップをスマホに送信し、スマホでホーム画面に経路を追加する
このようにして作成したルートを「ルートをモバイルデバイスに送信」をクリックして、自分のスマホに送信します。
自分のスマホのGoogleマップを開き、お知らせタブ開き、通知をクリックすると、ルートが送られてきています。
これをいつでもみることができるようにするには、三つの黒丸のオプションをクリックして、「ホーム画面に経路を追加」をクリックすると、アーラ不思議、自分のスマホのホーム画面に自転車マークのアイコンが追加されます。これで、自分のルートにいつでもダイレクト参照ができるようになります。
サイクリング中に自分の設定ルートがいつでも、どこでもすぐに確認ができ、道に迷うことを減らすことができます。
参考までに私が作成したルートの計画表です
留萌から旭川に戻る4日目も心が折れそうになる向かい風でしたが、なんとか走り切ることができました。
この投稿がみなさまの参考になれば幸いです。
以下の1日目から5日目のビデオを添付しますので、ご笑覧ください。
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